市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/10/23 14:50自公圧勝を受けて米ドル/円は一時114円台に。今週の加ドルは25日のBOC政策金利発表に注目!!

[レビュー]

23日東京時間の外国為替市場では、円が弱含み。一時、米ドル/円は114.06円、ユーロ/円は134.06円、豪ドル/円は89.01円、NZドル/円は79.21円へと上昇しました。22日の衆院選で自民党が圧勝し、公明党と合わせて与党が3分の2以上の議席を獲得。アベノミクスが継続するとの見方が広がったほか、日経平均の上昇も、円売りを後押ししました。


[これからの展開]

BOC(カナダ銀行、中央銀行)が10月25日に政策金利を発表します。その結果が加ドルの今後の動向に影響を与える可能性があり、注目です。

BOCは今年7月に6年10か月ぶりに利上げを実施し、前回9月6日の会合でも0.25%の追加利上げに踏み切りました。

今回の会合では、政策金利は現行の1.00%に据え置かれる可能性が高そうです。BOCのポロズ総裁が追加利上げを急がない姿勢を示したためです。

ポロズ総裁は9月27日の講演で、「あらかじめ決まった道筋はなく、将来の道筋は経済指標次第だ」と強調。また、7月と9月に行った2回の利上げについて、「経済にどのような影響を与えるかはまだ明らかではない」と語りました。

加えて、先週金曜日(10月20日)に発表された、カナダの8月小売売上高が弱かったことで、政策金利は据え置かれる可能性が一段と高まったと考えられます。小売売上高は前月比-0.3%、自動車を除いた売上高は前月比-0.7%と、いずれも市場予想(+0.5%、+0.3%)に反して減少しました。

市場では、BOCは追加利上げを行うとすれば(10月は据え置き)との見方が根強くあります。そのため、今回の会合で利上げが決定された場合はサプライズとなり、加ドルが上昇しそうです。一方、政策金利が据え置かれた場合、声明で次回12月の追加利上げが示唆されるのか?が焦点になりそうです。加ドルは、追加利上げが示唆されれば上昇、追加利上げが示唆されなければ下落する展開が想定されます。

(シニアアナリスト 八代和也)

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