市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/10/18 13:50南アフリカのズマ大統領が昨日17日に突然の内閣改造、ランド安要因に

[レビュー]

18日東京時間の外国為替市場は、小動き。米ドル/円やクロス円は、おおむね昨日(17日)のNY終値水準での“もみ合い”となりました。経済指標発表がなく、新たな手掛かり材料に乏しいなか、様子見ムードが漂いました。


[これからの展開]

南アフリカランドが昨日(17日)、対米ドルや対円で下落しました。南アフリカのズマ大統領が突然内閣改造を行い、自身の汚職疑惑をめぐり批判的なエネルギー相や内務相など6人の閣僚を更迭したことが背景です。

ズマ大統領は今年3月、財政再建をめぐり対立していたゴーダン財務相を含め9人の閣僚を交代する内閣改造を実施。それに与党ANC(アフリカ民族会議)が反発し、ANC内の対立が浮き彫りとなりました。

その後、8月に行われた大統領不信任投票は僅差で否決。ただ、不信任賛成票が野党議席数を上回ったので、ANCから多数の造反者が出たことが示唆されました。

前回からわずか7か月という短期間に内閣改造を行い、しかも自身に批判的な閣僚を多数更迭する強権的な手法に対し、与党ANC(南アフリカ民族会議)内でズマ大統領への批判が一段と高まる可能性があります。南アフリカの政局の行方に注意が必要かもしれません。政局が混乱した場合、ランドに下押し圧力が加わる可能性があります。

(シニアアナリスト 八代和也)

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