市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/10/16 15:32明日17日、NZファースト党の決定とともに、7-9月期CPIにも注目!!

[レビュー]

16日東京時間の外国為替市場は、方向感に欠ける展開。米ドル/円やクロス円は、おおむね先週金曜日(13日)のNY終値水準での“もみ合い”となりました。中国の9月PPI(生産者物価指数)が前年比+6.9%と、市場予想の+6.3%を上回ったものの、為替市場に大きな反応はみられませんでした。


[これからの展開]

NZファースト党の幹部が本日(16日)、国民党と労働党のどちらと連立するのかを決定する会合を行っています。NZファースト党の連立相手が決まった場合、NZドルが反応するとみられます。ただ、本日の会合では最終決定は下されず、明日(17日)改めて会合が行われるとの報道があります。

NZドルに関しては、明日(17日)発表されるNZの7-9月期CPI(消費者物価指数)にも注目です。RBNZ(NZ準備銀行)はインフレ目標を採用しており、その目標達成に向けて金融政策運営を行うためです。

CPIは今年1-3月期に前年比+2.2%と、RBNZのインフレ目標(+1〜3%)の中央値である+2%を5年半ぶりに超えたものの、翌4-6月期に+1.7%へと上昇率が鈍化。2%を再び下回りました。

RBNZは8月の金融政策報告で、ガソリンや食料品の価格上昇の影響がはく落するため、CPI上昇率は今後数四半期、鈍化する可能性が高いと分析。7-9月期のCPIは前年比+1.6%との見通しを示しました。

17日に発表されるCPIの市場予想は前年比+1.8%。市場では、CPI上昇率は4-6月期から若干加速するとみられています。

CPIが市場予想を上回れば、NZドルの支援材料となりそうです。一方、市場予想のみならず、RBNZの見通し(+1.6%)も下回った場合、NZドルに下押し圧力が加わりやすくなる可能性があります。


(出所:トムソン・ロイターより作成)

(シニアアナリスト 八代和也)

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