市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/10/13 15:2816日にNZファースト党の連立相手決定!? 南アフリカランドは18日のCPIに注目

[レビュー]

13日東京時間の外国為替市場では、米ドルが弱含み。一時、米ドル/円は112.01円へと下落し、ユーロ/米ドルは1.1849米ドル、豪ドル/米ドルは0.7836米ドル、NZドル/米ドルは0.7140米ドルへと上昇しました。米ドル売りにつながるような材料は特に見当たらず、ポジション調整が中心とみられます。


[これからの展開]

NZファースト党のピータース党首が本日(13日)、連立相手を決める党役員会は月曜日(16日)に開かれるとの見通しを示しました。議論が長引くことも予想されるものの、早ければ16日にも国民党と労働党のどちらが政権を獲得するのかが明らかになりそうです。

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SARB(南アフリカ準備銀行)のナイドウ副総裁が10日にケープタウンで講演。南アフリカ経済の弱さは主に国内要因によるものとの見方を示し、国内要因として経済政策の先行き不透明感のほか、政府・企業・労働者間の不信感の高まりを挙げました。

ナイドウ副総裁は、2017年の南アフリカの経済成長率を+0.6%〜0.7%前後と予想。インフレ率は今後2年間、+3〜6%のSARBの目標範囲内に収まるとの見通しを示しました。

SARBは今年7月、5年ぶりに利下げを実施。インフレ見通しが改善するなかで、経済成長見通しが悪化したことを利下げの理由に挙げました。

前回9月21日の会合では、インフレ期待が高止まりしているとして、政策金利を据え置きました。ただ、その会合では6名の政策メンバーの意見が“据え置きが3名”“0.25%の利下げが3名”と割れました。そして、ナイドウ副総裁が10月10日の講演で、経済成長は依然として弱く、インフレ率も目標範囲内に収まるとの見通しを示しました。それらを踏まえると、今後追加利下げが行われる可能性はありそうです。

南アフリカの9月CPI(消費者物価指数)が10月18日に発表されます。8月のCPIは前年比+4.8%。7月の同+4.6%から上昇率が加速しました。CPIがSARBのインフレ目標の中央値である+4.5%に再び接近、あるいはそれを下回れば、市場では早期の追加利下げ観測が浮上する可能性があります。その場合、南アフリカランドの重しとなりそうです。

(シニアアナリスト 八代和也)

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