市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/09/27 13:2728日午前5時、RBNZが政策金利を発表。声明に変化がみられればNZドルが反応しそう

[レビュー]

27日東京時間の外国為替市場は、比較的落ち着いた展開。経済指標の発表がなく、新たな手掛かり材料が乏しいなか、米ドル/円やクロス円はおおむね昨日(26日)のNY終値水準での“もみ合い”となりました。


[これからの展開]

日本時間28日(木)午前5時、RBNZ(NZ準備銀行)が政策金利を発表します。

政策金利は現行の1.75%に据え置かれそうです。NZの消費者物価指数が来月(10月)発表されることに加え、23日の総選挙を受けてNZの政局が先行き不透明になったためです。総選挙では、国民党(与党)と労働党(最大野党)のいずれも単独過半数を獲得できませんでした。両党ともにNZファースト党と連立協議を行う意向を示しているものの、新政権の樹立には少し時間がかかるようです。イングリッシュ首相(国民党)は25日、連立協議は2〜3週間かかるとの見通しを示しました。

市場は政策金利の据え置きを予想しているため、今回は声明の内容が焦点になりそうです。声明では、NZドルや金融政策に関する文言に注目です。

前回8月10日は以下の通りでした。
<NZドル>
 ・「貿易財インフレの上昇や、よりバランスの取れた成長を実現するために、NZドルの下落が必要」
<金融政策>
 ・「かなりの期間、緩和的になる」
 ・「多くの不確実性が残っており、それに応じて政策の調整が必要になる可能性がある」

NZドルのTWI(貿易加重指数)は足もとで76前後と、前回8月会合前の79前後から低下。NZドル高が一服したことを踏まえると、RBNZが今回の声明でNZドル高けん制のトーンを強める可能性は低いと考えられます。一方で、NZドル高けん制のトーンを弱めれば、NZドルが再び上昇基調を強めかねません。そのため、NZドルに関する文言は、前回からそれほど変らない可能性があります。

金融政策に関する文言は、今年に入ってからほぼ同じでした。こちらも前回と同じ文言が繰り返される可能性があります。

声明の内容が前回から大きく変化すれば、NZドルが反応するとみられます。一方、内容に大きな変化がなければ、市場の関心は引き続きNZの政局に向きそうです。

NZドルのTWI

(出所:RBNZ資料より作成)

(シニアアナリスト 八代和也)

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