市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/09/18 13:1519日にRBA議事録公表。声明以上の材料が提供されるか!?

[レビュー]

18日東京時間の外国為替市場では、日本が祝日で市場参加者が通常よりも少ないなか、円が軟調に推移。一時、米ドル/円は111.21円、豪ドル/円は89.28円、NZドル/円は81.58円へと上昇しました。

ECB(欧州中央銀行)のプラート理事が16日、「かなりの刺激策が依然として必要」と述べたものの、為替市場に大きな反応はみられませんでした。


[これからの展開]

日本時間19日10時30分、RBA(豪準備銀行)議事録が公表されます。今回の議事録は、政策金利の据え置きが決まった9月5日の政策会合のものです。

RBAは5日の政策会合時の声明で、豪労働市場について8月よりも若干前向きな見方を示す一方、8月に続いて豪ドル高をけん制しました。議事録では、豪ドルや労働市場、金融政策に関する議論が焦点になりそうです。5日の声明以上の材料が議事録で提供された場合、豪ドルが反応する可能性があり、注目です。

なお、5日の声明は以下の通りでした。

<労働市場について>
 ・「先行きに関するさまざまな指標は、今後の雇用の堅調な伸びを示している」
 ・「賃金の伸びは依然として鈍く、当面はこうした状況が続く可能性がある」
 ・「労働市場の改善によって賃金はやがて幾分押し上げられる見込み」

<豪ドルについて>
 ・「米ドル安も一因となり、豪ドルはここ数か月上昇している」
 ・「豪ドル高は物価圧力を抑制する一因になると予想される」
 ・「豪ドル高は生産や雇用の見通しの重しにもなっている」
 ・「豪ドル高により、経済活動の好転とインフレ率の上昇が、現在の想定よりも鈍くなる可能性がある」

<金融政策について>
 ・「低水準の金利が豪経済を引き続き支援している」
 ・「入手可能な情報を考慮すると、理事会は今回の会合で政策スタンスを維持することが、持続可能な経済成長およびインフレ目標の達成と一致していると判断した」

(シニアアナリスト 八代和也)

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