市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/09/14 15:06豪雇用統計は堅調も、中国経済指標の結果を受けて豪ドルは上げ幅縮小

[レビュー]

14日東京時間の外国為替市場では、8月の豪雇用統計の結果を受けて豪ドルが上昇。豪ドルは対円で一時88.69円、対米ドルで一時0.8010ドルまで上昇しました。その後発表された中国の経済指標で、8月の鉱工業生産指数が前年比+6.0%、小売売上高が同+10.1%と、市場予想の同+6.6%、同+10.5%を下回ったことで、豪ドルは上げ幅を縮小しました。

[これからの展開]

8月の豪雇用統計では、豪労働市場の堅調さが示されました。失業率は5.6%と、前回から横ばいでした。雇用者数は+5.42万人と、市場予想の+1.5万人を大幅に上回り、7月の+2.93万人から雇用者の伸びが加速しました。また、パートタイム労働者の増加が1.41万人にとどまる一方、フルタイム労働者は4.01万人増加しました。
 
雇用者数はブレが大きい指標であるため6か月平均で見ると、上昇傾向にあることが分かります。5日のRBAの声明では、労働市場に関して「今後数年間で失業率は小幅に低下する」とし、賃金に関しては「伸びは依然として鈍いが、堅調な労働市場により幾分か押し上げられる」との見方が示されました。8月の雇用統計が堅調だったことは、今後の豪ドルの支援材料となるかもしれません。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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