市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/09/13 15:32NZ総選挙は接戦の可能性も!

[レビュー]

13日東京時間の外国為替市場は材料に乏しく小動き。米ドル/円、豪ドル/米ドル、NZドル/米ドルはそれぞれ、概ね12日NY時間終値近辺での揉み合いとなりました。

[これからの展開]

9月23日にNZの総選挙が実施されます。最近発表された世論調査にNZドルが反応する場面が見られ、総選挙の結果が今後のNZドルの動向に大きく影響しそうです。

最大野党・労働党では、支持率低迷を受けてリトル党首が辞任。8月上旬にアーダーン氏が党首に就任しました。アーダーン党首の人気を追い風に、労働党が支持率を伸ばす一方、国民党のイングリッシュ首相は経済運営の実績を前面に押し出しています。

世論調査は発表する機関によってブレがある点には注意が必要ですが、NZメディアのニュース・ハブの「だれを首相に好むか」との質問では、イングリッシュ首相とアーダーン党首の支持率は拮抗しています。


 
9月7日、NZの放送局ワン・ニュースが発表した世論調査で、最大野党・労働党が与党・国民党に対するリードを広げたことが示されると、NZドルに下押し圧力が加わりました。世論調査では、労働党の支持率が前回と同じ43%だった一方、国民党は41%から39%へ低下しました。

一方で、9月12日にニュース・ハブが発表した世論調査で、国民党の支持率が47.3%へ上昇し、労働党の支持率が37.7%へ低下すると、NZドルには上昇圧力が加わりました。


 
世論調査に対するNZドルの反応を参考にすれば、市場は経済運営などで安定した実績を残してきた国民党の勝利にポジティブに反応しそうです。政党別の支持率では国民党がやや有利となっていますが、党首への支持率は拮抗しており、接戦となればNZドルのボラティリティが高まる可能性がありそうです。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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