市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/09/11 15:08今週は14日の豪州雇用統計やTCMB(トルコ中銀)が相場材料に!?

[レビュー]

11日東京時間の外国為替市場は小動き。豪ドル/米ドル、NZドル/米ドルは概ね先週末終値近辺での揉み合いとなりました。9日の北朝鮮建国記念日で、北朝鮮が新たな行動を起こさなかったことから地政学リスクへの懸念がやや和らぎました。

[これからの展開]

今週は14日の8月の豪州の雇用統計や、同日のTCMB(トルコ中央銀行)の会合に注目です。

7月の豪州の雇用統計では失業率が5.6%でした。雇用者数変化は前月比2.79万人増となり、フルタイムの雇用者が増加傾向にあることが示されました。市場が予想する8月の失業率は5.6%と横ばい。雇用者数変化は2万人増と、やや鈍化するとみられています。

5日のRBA(豪州準備銀行)の会合では、労働市場に関して「今後数年間で失業率は小幅に低下する」とし、賃金に関しては「伸びは依然として鈍いが、堅調な労働市場により幾分か押し上げられる」との見方が示されました。

8月の雇用統計で引き続き労働市場の堅調が確認されれば、豪ドルのサポート要因となり得ます。ただし、雇用者数は月ごとに振れることがあり、市場予想とかけ離れた結果となることがあります。その点には注意が必要でしょう。

TCMBは政策金利の据え置きを決定しそうです。トルコの8月CPIは前年比+10.68%と、7月の9.79%から再び伸びが加速しました。TCMBは前回会合(7月)の声明で「インフレ見通しが著しく改善するまで金融政策の引き締めスタンスを維持する」としたうえで、「必要に応じて一段の金融引き締めを行う」と表明。追加利上げに含みを持たせました。

一方で、エルドアン大統領の利下げ圧力などがある中で、7月にCPIが鈍化したことで、市場ではTCMBの次の一手が利下げとの見方も一部でありました。ただし、8月のCPIを参考にすれば、TCMBは政策金利を据え置き、様子を見るものと思われます。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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