市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/08/16 13:55乳製品価格が小幅下落。NZドルのさらなる重しになる可能性も!?

[レビュー]

16日東京時間の外国為替市場は、小動き。米ドル/円やクロス円は、おおむね昨日(15日)のNY終値水準での“もみ合い”となりました。豪州の4-6月期賃金価格指数が発表されたものの、市場予想通りの結果だったため、為替市場に大きな反応はみられませんでした。賃金価格指数は、前期比+0.5%、前年比+1.9%と、1-3月期に続いて過去最低の伸びを記録。賃金の伸びが依然として鈍いことが確認されました。


[これからの展開]

昨日(15日)、乳製品電子オークション(GDT)が開催されました。乳製品国際価格の指標であるGDT価格指数は1063と、前回8月1日の1067から小幅に低下しました。低下は2回連続です。

NZにおいて乳製品は最大の輸出品であり、その価格動向は経済に影響を与えます。そのため、GDT価格指数の下落は、NZ経済はもちろん、NZドルにとってもマイナス要因と考えられます。

GDT価格指数は、今回のオークションでわずかに低下したものの、依然として3年ぶりの高値圏を維持しています。そのため、今回の結果は、本来ならNZドルにとってそれほど大きなマイナス材料ではないはずです。

ただし、RBNZ(NZ準備銀行)が8月10日にNZドル高をけん制したことで、足もとのNZドルは下押し圧力が加わりやすい地合いです。こうした状況では、市場はNZドルのわずかなマイナス材料にも敏感に反応する可能性もあります。

 
(出所:M2Jデータ、GDT資料より作成)

(シニアアナリスト 八代和也)

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