市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/07/24 14:15NZドル/米ドルが約10か月ぶりの高値圏。買いポジションの積み上がりに注意!?

[レビュー]

24日東京時間の外国為替市場では、NZドルが軟調に推移。一時、NZドル/円は82.43円、NZドル/米ドルは07424米ドルへと値を下げました。材料は特に見当たらず、ポジション調整が中心と見られます。

豪ドル/円や豪ドル/米ドルは、方向感が定まらない展開。おおむね先週金曜日(21日)のNY終値水準を挟んだ値動きとなりました。


[これからの展開]

NZドル/米ドルが先週金曜日(21日)、一時0.7455米ドルへと上昇。昨年9月以来、約10か月ぶりの高値をつけました。米国の政局混乱などを背景に米ドル売り圧力が強まるなか、NZのジョイス財務相の発言が一段の上昇要因となりました。ジョイス財務相は21日、「NZドルはNZ経済の強さを反映している」と指摘し、「NZ企業はNZドルの現在の水準にうまく対応している」との見方を示しました。

NZドル/米ドルは、昨年9月7日高値の0.7488米ドルが近づいています。そのため、目先は利益確定売り圧力が強まる可能性があります。テクニカル的には、0.7488米ドルを超えて、さらに大台である0.75米ドルより上の水準で定着できれば、2015年5月高値の0.7616米ドルに向けて一段と上昇する可能性があります。

一方で、投機筋のNZドル買いポジションが一段と積み上がっています。CFTC(米先物取引委員会)が21日に発表した、18日時点のIMM通貨先物の非商業(投機)部門のNZドルのポジションは35,981枚の買い越しと、前週11日の31,905枚から増加。買い越しは、2004年以降最大となりました。ポジションがどちらかに積み上がるほど、何らかのきっかけでポジションを解消する動きが強まった場合、その反動(=NZドルの下げ幅)も大きくなる可能性があります。

(シニアアナリスト 八代和也)

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