市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/07/17 14:07NZのCPIが18日朝発表、要注目!!

[レビュー]

17日東京時間の外国為替市場は、小動き。米ドル/円やクロス円は、おおむね先週金曜日(14日)のNY終値水準での“もみ合い”となりました。日本が祝日で市場参加者が通常よりも少ないなか、様子見ムードが漂う展開でした。RBNZ(NZ準備銀行)のバスカンド副総裁が「NZドルの下落は、成長のリバランスに役立つだろう」と語ったことを受けて、NZドルが下落する場面があったものの、一時的でした。


[これからの展開]

日本時間7月18日(火)午前7時45分、NZの4-6月期CPI(消費者物価指数)が発表されます。RBNZ(NZ中銀)はインフレ目標を採用しているため、CPIは金融政策運営に影響を与えます。そのため、NZドルにとって重要な経済指標です。

CPIは1-3月期に前年比+2.2%と、昨年10-12月期の+1.3%から上昇率が加速し、2011年7-9月期以来の強い伸びを記録。RBNZのインフレ目標(+1〜3%)の中央値である+2%を5年半ぶりに超えました。

ただし、RBNZは、1-3月期のCPI上昇率の加速はガソリンや食料品の価格上昇が主な要因であり、それらの影響は一時的なものと分析。5月の金融政策報告では、想定される利上げ時期を2019年7-9月期と、今年2月時点の想定を据え置きました。

市場では、RBNZが来年前半にも利上げに転じるとの観測があります。市場の金融政策見通しを反映するOIS(翌日物金利スワップ)が7月14日時点で織り込む、RBNZが年内に利上げを行う確率は17.7%。利上げの確率は来年2月までで32.0%、3月までで47.9%、5月までで58.5%、6月までで83.7%へと上昇します。

RBNZは5月の金融政策報告で、4-6月期のCPI上昇率は前年比+2.1%と、1-3月期から若干鈍化するとの見通しを示しました。18日に発表されるCPIがRBNZの見通しに反して上昇率が加速すれば、市場では早期の利上げ観測が改めて浮上し、NZドルが上昇しそうです。一方、RBNZの見通し、さらには市場予想の+1.9%を下回った場合、NZドルには下押し圧力が加わる可能性があります。

(シニアアナリスト 八代和也)

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