市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/07/14 14:03豪ドル/円が5か月ぶり高値。88円台に定着すれば、90円が視野に!?

[レビュー]

14日東京時間の外国為替市場では、円が軟調に推移。一時、米ドル/円は113.53円、豪ドル/円は87.85円、NZドル/円は83.11円へと上昇しました。日経平均が堅調に推移するなか、実需筋の米ドル買い・円売りによって米ドル/円が上昇。クロス円は、米ドル/円の上昇にけん引されました。


[これからの展開]

豪ドル/円は本日(14日)、5か月半ぶりの高値をつけました。

豪ドル/円が上昇基調を強めたのは、豪ドルの買い材料というよりも、円売り材料の影響の方が大きいと考えられます。

日銀と他の主要国中央銀行との金融政策の方向性の違いから、円売り圧力が強まりやすい状況です。日銀が現在の金融緩和策を継続すると見られる一方、ECB(欧州中央銀行)やBOE(英イングランド銀行)、BOC(カナダ銀行)は金融政策の正常化に向けて動くとの観測があります。BOCは7月12日に6年10か月ぶりに利上げに踏み切りました。市場ではBOCは10月にも追加利上げを行うとの観測があります。

市場の関心が各国の金融政策に向いている間は、円が売られやすい地合いが続きそうです。豪ドル/円の目先の上値メドは、88.15円(2月16日高値)が考えられます。その水準より上で定着できれば、2015年12月4日高値の90.66円が視野に入りそうです。

(シニアアナリスト 八代和也)

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