市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/07/03 14:557月4日、RBAが政策金利を発表。声明に注目!!

[レビュー]

3日東京時間の外国為替市場は、小動き。米ドル/円やクロス円は、おおむね先週金曜日(6月30日)のNY終値水準での“もみ合い”となりました。中国の6月財新製造業PMI(購買担当者景気指数)が50.4と、市場予想の49.9を上回ったものの、為替市場に大きな反応は見られませんでした。


[これからの展開]

日本時間4日(火)13時30分、RBA(豪準備銀行)が政策金利を発表します。RBAは昨年8月に0.25%利下げした後、前回6月まで9回連続で政策金利を過去最低の1.50%に据え置きました。

前回会合以降、豪州を取り巻く環境に大きな変化がなく、重要な豪州の4-6月期CPI(消費者物価指数)の発表は7月26日です。そのため、RBAは今回も政策金利を据え置く可能性が高いとみられます。

市場は今回の据え置きをほぼ確実視。OIS(翌日物金利スワップ)では、今回の据え置きの確率が99.9%(利下げが0.1%、利上げは0%)織り込まれています(6月30日時点)。

政策金利が据え置かれた場合、市場の関心は同時に発表される声明に移るとみられます。声明では、特に労働市場や住宅市場、金融政策に関する文言に注目です。

前回は、以下の通りでした。
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<労働市場について>
・「労働市場の指標はマチマチ」
・「雇用の伸びはここ数か月間で強まっているが、総労働時間の伸びは依然として鈍い」
・「賃金の伸びは依然として鈍く、当面はこうした状況が続く可能性がある」

<住宅市場について>
・「状況は地域によってかなりの差異がみられる」
・「価格が一部の地域で大幅に上昇しているものの、こうした状況が緩和し始めている兆候が幾分見られる」
・「家計の債務の増加ペースは収入の鈍い伸びを上回っている」

<金融政策について>
・「入手可能な情報を考慮すると、理事会は今回の会合で政策スタンスを維持することが、持続可能な経済成長およびインフレ目標の達成と一致していると判断した」
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BOE(英イングランド銀行)やBOC(カナダ銀行)の当局者が先週、早期の利上げを示唆。それらを受けて、市場ではRBAの利上げ観測も高まりました。OISが6月30日時点で織り込む、RBAが年内に利上げを行う確率は16.4%。利上げの確率は、2018年2月までで19.6%、3月までで19.8%、4月までで43.8%へと上昇します。

市場では、RBAの今回の声明がタカ派的な内容になるとの観測があるようです。その通りになれば、RBAの利上げ観測が一段と高まり、豪ドル/円や豪ドル/米ドルが上昇しそうです。一方、声明が前回から大きな変化がなければ、失望感から豪ドル/円や豪ドル/米ドルは下落する可能性があります。

(シニアアナリスト 八代和也)

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