市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/06/07 15:28豪ドル/米ドルが約1か月ぶりの高値

[レビュー]

7日東京時間の外国為替市場では、豪州のGDP発表を受けて豪ドルが堅調に推移。一時、豪ドル/円は82.60円、豪ドル/米ドルは0.7538米ドルへと上昇しました。豪1-3月期GDPは前期比+0.3%、前年比+1.7%。ほぼ市場の予想(+0.3%、+1.6%)通りだったものの、マイナス成長になるとの見方も一部にあったため、豪ドルが上昇しました。


[これからの展開]

豪ドル/米ドルが5月半ば以降、底堅く推移しています。本日(7日)、約1か月ぶりの高値をつけました。鉄鉱石価格が下落している(=豪ドルのマイナス材料)ものの、米国の政局の先行き不透明感から米ドルが弱含んだことが背景にあります。ただ、本日は、豪州の1-3月期GDPが豪ドル/米ドルの上昇のけん引役となりました。

GDP後の上昇については、マイナス成長への懸念があった中で、それを回避したことが要因です。豪州のGDP成長率(前年比)は、昨年4-6月期の+3.1%をピークに鈍化傾向。今年1-3月期は+1.7%と、2009年7-9月期以来の低い伸びでした。1-3月期のGDPは決して強くはないことから、GDPを材料視した豪ドルの上昇は続かない可能性もあります。

日足チャートをみると、豪ドル/米ドルは200日移動平均線(MA)に近づきました。利益確定売り圧力が強まるかもしれません。200日MAより上の水準で定着すれば、3月21日高値の0.7749米ドルに向けて上値を試す動きになる可能性もあります。200日MAは、6月6日時点で0.7529米ドルに位置します。

豪ドル/米ドル(日足、2016/11/1〜)

(出所:M2JFXチャート)

(シニアアナリスト 八代和也)

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