市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/06/06 15:52RBAは政策金利を据え置き。明日(7日)発表の豪GDPに豪ドルが反応する可能性も!?

[レビュー]

6日東京時間の外国為替市場では、円が堅調に推移。一時、米ドル/円は109.65円、ユーロ/円は123.62円、豪ドル/円は81.91円、NZドル/円は78.39円へと下落しました。日経平均の下落を背景に、円買い圧力が強まりました。日経平均の終値は、前日比190.92円安の19,979.90円でした。


[これからの展開]

RBAは本日(6日)、政策金利を過去最低の1.50%に据え置くことを決定しました。

声明では、国内労働市場への見方が前回5月からわずかに強くなりました。労働市場の指標は前回と同様に「マチマチ」との見方を示しつつも、「雇用の伸びはここ数か月間で強まっている」と指摘しました。前回は「雇用の伸びはやや強まっている」でした。

一方で、住宅市場に対しては、懸念が若干和らいだ印象です。「価格が一部の地域で大幅に上昇しているものの、こうした状況が緩和し始めている兆候が幾分見られる」と指摘。前回は「価格が一部の地域で大幅に上昇している」でした。

RBAは声明の最後を、「入手可能な情報を考慮すると、理事会は今回の会合で政策スタンスを維持することが、持続可能な経済成長およびインフレ目標の達成と一致していると判断した」と締めくくり、これまでと同様に金融政策の先行きについて言及しませんでした。

市場では、RBAが政策金利を当面据え置くとの見方が有力なものの、利下げ観測もあります。市場の金融政策見通しを反映するOIS(翌日物金利スワップ)が6月5日時点で織り込む、RBAが今年11月まで政策金利を据え置く確率は82.0%。利下げが17.7%、利上げが0.2%です。

今回の声明を見る限り、RBAがただちに政策変更を行う必要性は低いと考えられます。ただし、労働市場に関するRBAの見方が前回からわずかに前向きなものへと変化したことで、市場の利下げ観測が後退する可能性があります。その場合、豪ドルの下支え要因と考えられます。

日本時間7日(水)10時30分、豪州の1-3月期GDPが発表されます。その結果に豪ドルが反応する可能性があります。市場予想は前期比+0.3%、前年比+1.6%。市場では、前期比のGDPがマイナスになるのでは?との観測も一部にあるようです。

(シニアアナリスト 八代和也)

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