市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/05/31 13:37NZドル/米ドルが約3か月ぶりの高値。200日移動平均線がポイント!?

[レビュー]

31日東京時間の外国為替市場では、英ポンドが弱含み。ポンド/円は一時141.79円へと下落しました。6月8日に行われる英総選挙をめぐる不透明感を背景に、ポンドに下押し圧力が加わりました。総選挙に関する各種世論調査では、与党・保守党が野党・労働党を支持率でリードしているものの、差が縮小しています。

*英総選挙については、31日のスポットコメント『英総選挙、メイ首相の保守党が苦戦!?』をご覧ください。


[これからの展開]

NZドル/米ドルが本日(31日)、一時0.71米ドル台へと上昇し、3月2日以来、約3か月ぶりの高値をつけました。

足もとのNZドル/米ドル上昇の背景には、米国の政局の不透明感(=米ドルのマイナス材料)のほか、RBNZ(NZ準備銀行)の利上げ観測や乳製品価格の上昇(=いずれもNZドルのプラス材料)が挙げられます。

市場の金融政策見通しを反映するOIS(翌日物金利スワップ)が5月30日時点で織り込む、RBNZが来年3月までに利上げを行う確率は44.9%。乳製品国際価格の指標であるGDT価格指数は、5月16日のオークションで2年11か月ぶりの高水準となりました。RBNZの利上げ観測などを背景に、NZドル/米ドルは引き続き堅調に推移する可能性があります。

一方で、NZドル/米ドルは200日移動平均線(MA)に近づきました。目先は、200日MAが意識されて利益確定売り圧力が強まり、伸び悩むかもしれません。200日MAより上の水準で定着できれば、テクニカル面から上昇圧力が加わり、3月7日高値の0.7371米ドルに向けて一段と上昇する可能性が出てきそうです。200日MAは、5月31日時点で0.7105米ドルに位置します。

NZドル/米ドル(日足、2017/1/3〜)

(出所:M2JFXチャート)

(アナリスト 八代和也)

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