市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/05/29 16:06住宅関連指標が豪ドルの動意となる可能性。今週は中国の経済指標にも注目!

29日東京時間の外国為替市場は、方向感に欠ける展開。米ドル/円は111円台前半で推移しました。豪ドルはやや軟調。豪ドル/米ドルは一時0.7428ドル、豪ドル/円は82.64円へ小幅に下落しました。

南アフリカランド/円もやや軟調。ズマ大統領の不信任決議の投票が行わないことが決定され、政治に対する不透明感の後退から南アランドは朝方にいったん上昇しましたが、すぐに値を戻しました。

[これからの展開]

鉄鉱石価格は豪ドルを見る上で引き続き重要となりそうです。その鉄鉱石価格の動向を見る上で、中国経済の動向にも注目です。

5/31(水)5月の中国PMI製造業、6/1(木)同財新製造業PMIの発表が予定されています。前者はやや軟化、後者は横ばいが予想されています。これまでに発表されたデータでは5月の景気減速が示唆されています。中国景気の行方が鉄鉱石価格や豪ドルに影響する可能性があり、注目です。

明日(30日)豪州の住宅建設許可件数が発表されます。RBA(豪中銀)の会合の議事録(5/2開催分)によれば、「労働市場や住宅市場の動向を引き続き、注意深く監視する必要がある」としました。

さらにRBAは、「住宅与信の伸びが家計所得の伸びを上回っており、家計のバランスシートに関連するリスクが高まっていることを示唆している」とも指摘。住宅市場の過熱感に懸念を示しました。

6/6(火)のRBA会合では、政策金利が据え置かれる見通しです。一方で、住宅関連指標の結果がRBAの先行きの金融政策に影響を与える可能性もあり、住宅建設許可件数には注目です。

(市場調査部 根岸慎太郎)

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