市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/05/23 15:0124日に南アフリカのCPI発表。SARBの政策判断に影響も!?

[レビュー]

23日東京時間の外国為替市場では、米ドルが弱含み。一時、米ドル/円は110.87円へと下落し、豪ドル/米ドルは0.7497米ドル、NZドル/米ドルは0.7027米ドルへと上昇しました。米ワシントン・ポスト紙が、「トランプ大統領が今年3月、コーツ国家情報長官とロジャース国家安全保障局局長に対し、昨年の米大統領選でトランプ陣営とロシア政府が共謀していたことを否定するように要請した」と報道。それが米ドルの下押し圧力となりました。


[これからの展開]

日本時間24日(水)午後5時、南アフリカの4月CPI(消費者物価指数)が発表されます。市場予想は前年比+5.6%と、3月の+6.1%から上昇率が鈍化。SARB(南アフリカ準備銀行)のインフレ目標(+3〜6%)の範囲内に、昨年8月以来、8か月ぶりに収まるとみられています。

SARBは前回3月の会合時に、CPI上昇率が今後鈍化すると予想。今年4-6月期に目標範囲内に戻り、2017年は前年比平均+5.9%、2018年は平均+5.4%との見通しを示しました。

SARBのこうした見通しや、景気低迷を背景に、利下げ観測があります。一方、クガニャゴ総裁は、利下げ観測を「先走りしている」とけん制。政策金利を当面据え置く姿勢を示しています。

SARBは、5月23-25日に政策会合を開催します(結果発表は25日)。4月のCPIの結果がSARBの政策判断に影響を与える可能性があります。CPIが市場予想を下回った場合、市場では早期利下げ観測が高まるかもしれません。


(出所:Bloombergより作成)

(アナリスト 八代和也)

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