市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/05/19 14:50豪ドル/円は200日移動平均線の攻防へ!?

[レビュー]

19日東京時間の外国為替市場は、方向感が定まらない展開でした。午前は、円が強含み。一時、米ドル/円は111.10円、豪ドル/円は82.35円、NZドル/円は76.48円へと値を下げました。米国の政局の先行き不透明感や日経平均の下落が、円の支援材料となりました。

午後に入り、日経平均が前日終値比マイナスからプラスへと転換し、上げ幅を拡大すると、円が弱含む展開へ。米ドル/円やクロス円は、おおむね昨日(18日)のNY終値水準まで反発しました。


[これからの展開]

豪ドル/円は昨日(18日)、一時81.78円へと下落。4月20日以来、約1か月ぶりの安値をつけました。今週に入り、昨年行われた米大統領選挙にロシアが介入していたとの疑惑に関する捜査を、トランプ大統領が妨害していたとの疑いが浮上し、米政局の先行き不透明感が高まったことが背景です。その後、豪州の4月雇用統計が良好だったことや、米国の政局関連で新たな材料が出てこなかったことで、豪ドル/円の下落は一服。82円台後半へと反発しました。

市場の関心は米政局に向きやすいとみられます。政局関連のニュースに引き続き、注意が必要です。目新しいニュースが出てきた場合、為替市場が反応する可能性があります。

一方、豪ドル/円は200日移動平均線(MA)という、重要なラインを挟んだ値動きとなっています。テクニカル面をみれば、いったん下げ止まる可能性があります。ただし、200日MAより下の水準で定着した場合、下落圧力が加わりやすくなるかもしれません。200日MAは、19日時点で82.67円に位置します。

豪ドル/円(日足、2016/12/30〜)

(出所:M2JFXチャート)

(アナリスト 八代和也)

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