市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/05/15 14:1016日午前10時30分、RBA議事録公表。豪ドルが反応する可能性も!?

[レビュー]

15日東京時間の外国為替市場では、NZドルが強含み。一時、NZドル/円は77.95円、NZドル/米ドルは0.6875米ドルへと上昇しました。NZの1-3月期の小売売上高が前期比+1.5%と、市場予想の+0.9%を上回ったことが好感されました。

加ドルも堅調に推移。一時、加ドル/円は82.91円へと上昇しました。サウジアラビアとロシアが原油の協調減産を2018年3月まで延長することで合意したと伝わり、米原油先物が時間外取引で上昇。原油価格の上昇が加ドルの支援材料となりました。

豪ドル/円や豪ドル/米ドルは、小動き。いずれも先週金曜日(12日)のNY終値を挟んでの“もみ合い”でした。


[これからの展開]

日本時間16日午前10時30分、RBA(豪準備銀行)議事録が公表されます(5月2日開催分)。

RBAは2日の会合で、政策金利を過去最低の1.50%に据え置くことを決定。据え置きは8回連続でした。

その時の声明では、先行きの金融政策に関して特に言及されず。前回4月と同様に、「入手可能な情報を考慮すると、理事会は今回の会合で政策スタンスを維持することが、持続可能な経済成長およびインフレ目標の達成と一致していると判断した」としました。

一方で、豪州の国内労働市場への見方が前回4月からやや強くなりました。「労働市場の指標はマチマチ」と指摘。「失業率が過去数か月間で若干上昇しているが、雇用の伸びはやや強まっている」としたうえで、「失業率は時間とともに徐々に低下するだろう」との見方が示されました。

市場では、RBAは政策金利を当面据え置くとの見方が有力。市場の金融政策見通しを反映するOIS(翌日物金利スワップ)が5月12日時点で織り込む、RBAが今年11月まで政策金利を据え置く確率は85.1%。利下げの確率は14.8%、利上げの確率は0%です(少数第2位を四捨五入)。

16日の議事録で、今後の金融政策について新たな手掛かりが提供されるのかに注目です。手掛かりが提供された場合、豪ドルが反応する可能性があります。

(アナリスト 八代和也)

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