市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/05/03 14:06堅調な雇用統計や乳製品価格上昇はNZドルのプラス材料。次は11日のRBNZ政策金利発表に注目

[レビュー]

3日東京時間の外国為替市場では、NZドルが強含み。一時、NZドル/円は77.94円、NZドル/米ドルは0.6964米ドルへと上昇しました。堅調なNZの1-3月期雇用統計が、NZドルの支援材料となりました。

NZの1-3月期雇用統計の結果は以下の通りです。
( )は市場予想
・失業率:4.9%(5.1%)
・就業者数(前期比):+1.2%(+0.8%)
・就業者数(前年比):+5.7%(+5.3%)

豪ドルは軟調に推移。一時、豪ドル/円は84.00円、豪ドル/米ドルは0.7502米ドルへと下落しました。


[これからの展開]

昨日(2日)、乳製品電子オークション(GDT)が開催されました。乳製品国際価格の指標であるGDT価格指数は1055と、前回4月18日の1018から上昇。昨年12月以来、約5か月ぶりの高水準となりました。

GDT価格指数は、昨年12月6日の1082をピークに下落し、今年3月7日には955へと落ち込みました。その後、反発し、今回で4回連続の上昇です。NZにおいて乳製品は最大の輸出品であり、その価格動向は経済に影響を与えます。GDT価格指数の上昇は、NZ経済はもちろん、NZドルにとってもプラスと考えられます。


(出所:Bloomberg、GDT資料より作成)

ただし、NZドルについては、5月11日のRBNZ(NZ準備銀行)政策金利発表が重要と考えられます。今回は通常の政策金利や声明に加えて、四半期に一度の金融政策報告が公表されて、ウィーラー総裁の会見が行われます。それらの内容が今後のNZドルの動向に影響を与える可能性があります。

(アナリスト 八代和也)

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