市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/04/19 14:4520日朝、NZのCPI発表。NZドルが反応する可能性も!?

[レビュー]

19日東京時間の外国為替市場では、豪ドルが下落。一時、豪ドル/円は81.62円、豪ドル/米ドルは0.7521米ドルへと値を下げました。豪州の主力輸出品である鉄鉱石の価格下落が、豪ドルの下落圧力となりました。

英ポンドは、落ち着いた展開。英ポンド/円は、昨日(18日)のNY終値水準での“もみ合い”となりました。英国のメイ首相が昨日、2020年に予定されている総選挙を今年6月8日に前倒しする意向を表明。それを受けて、英ポンドは昨日の欧米時間に上昇しました。


[これからの展開]

明日(20日)午前7時45分(日本時間)、NZの1-3月期CPI(消費者物価指数)が発表されます。RBNZ(NZ準備銀行)はインフレ目標を採用しているため、CPIは金融政策運営に大きな影響を与えます。2015年と2016年の利下げは、低インフレが主な理由でした。

CPIの今回の市場予想は前年比+2.0%。昨年初めの原油安の影響がはく落することで、CPI上昇率は昨年10-12月期の+1.3%から加速し、RBNZのインフレ目標(+1〜3%)の中央値である+2%に達すると予想されています。

RBNZは2月の金融政策報告で、CPI上昇率が+2%に到達するのは2019年4-6月期との見通しを示したうえで、政策金利を今後2年間据え置くことを示唆しました。

市場では、依然としてRBNZの利上げ観測があります。市場の金融政策見通しを反映するOIS(翌日物金利スワップ)が4月18日時点で織り込む、RBNZが年内に利上げを行う確率は29.3%。利上げの確率は来年2月までで54.0%へと上昇します。市場のメインシナリオは、来年2月の利上げであることが確認できます。

CPIが強ければ、RBNZの早期利上げ観測が高まり、NZドルが上昇する可能性があります。一方、CPIが弱ければ、利上げ観測が後退しそうです。NZドルに下落圧力が加わるかもしれません。


(出所:Bloombergより作成)

(アナリスト 八代和也)

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