市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/04/14 14:15豪ドルとNZの来週の注目材料。トルコリラは要注意!!

[レビュー]

14日東京時間の外国為替市場は、小動き。米ドル/円やクロス円は、おおむね昨日(13日)のNY終値水準での“もみ合い”となりました。豪州やNZ、そして欧州がグッド・フライデーの祝日で市場参加者が通常よりも少ないなか、様子見ムードが漂いました。


[これからの展開]

来週は、20日(木)にNZの1-3月期CPI(消費者物価指数)が発表されます。RBNZ(NZ中銀)はインフレ目標を採用しているため、CPIは金融政策運営に大きな影響を与えます。

RBNZ(NZ準備銀行)は2月の金融政策報告で、政策金利を今後2年間据え置く可能性を示しました。

ただ、市場では依然としてRBNZの利上げ観測があります。市場の金融政策見通しを反映するOIS(翌日物金利スワップ)では、RBNZが年内に利上げを行う確率が53.5%織り込まれています(4月13日時点)。

CPIを受けて、RBNZの金融政策見通しが変化すれば、NZドルが影響を受ける可能性があります。

豪ドルの材料としては、18日(火)のRBA(豪準備銀行)議事録が挙げられます。政策金利の据え置きを決めた4日の会合の議事録です。議事録で先行きの金融政策について新たな材料が提供されれば、豪ドルが反応する可能性があります。

鉄鉱石価格にも目を向ける必要がありそうです。鉄鉱石価格は今年2月をピークに下落基調にあり、足もとでピークからの下落率は3割近くに達しています。豪州の主力輸出品である鉄鉱石の価格が一段と下落すれば、豪ドルに下押し圧力が加わる可能性があります。

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トルコの憲法改正の是非を問う国民投票が16日(日)に実施されます。国民投票の結果が判明するのは、現地時間深夜(日本時間17日朝、時差は6時間)とみられています。ただし、賛成と反対が僅差になるほど、結果判明に時間がかかる可能性があります。

各種世論調査では、賛成と反対が拮抗しています。そのため、「賛成」と「反対」のいずれの結果になってもトルコリラが反応する可能性があります。

17 日(月)は豪州や NZ、欧州がイースター・マンデーのため祝日です。地政学リスクが強く意識されるなかで、市場参加者が通常よりも少なく流動性が低下する分、為替市場の変動がいつも以上に大きくなる可能性があるため、注意が必要でしょう。

(アナリスト 八代和也)

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