市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/04/12 13:51NZドル/円が約5か月ぶりの安値。シリアや北朝鮮情勢が重石となるなか、テクニカル面からも下落圧力

[レビュー]

12日東京時間の外国為替市場では、円が強含み。一時、米ドル/円は109.35円、豪ドル/円は81.90円、NZドル/円は75.88円へと下落しました。北朝鮮やシリアの情勢をめぐる懸念が引き続き、円買い材料となりました。


[これからの展開]

NZドル/円が本日(12日)、昨年11月半ば以来、約5か月ぶりの安値をつけました。

NZドル/円は今年1月27日の83.74円をピークに下落傾向にあります。2月以降の下落の背景には、RBNZ(NZ準備銀行)の早期利上げ観測の後退や乳製品価格の下落(いずれもNZドル売り材料)が挙げられます。加えて、先週以降、シリアや北朝鮮情勢の不透明感が高まりました。それを受けて、リスク回避の動き(円買い材料)が強まったことも、NZドル/円に下押し圧力を加えています。

テクニカル面からみると、NZドル/円は4月4日にNY終値で200日移動平均線を下回りました。その後は、200日移動平均線で上値を抑えられている格好です。NY終値で200日移動平均線を下回る限り、NZドル/円はテクニカル面から下落圧力が加わりやすいかもしれません。昨年11月9日安値の73.68円に向けて下がる可能性があります。200日移動平均線は、4月12日時点で77.53円に位置します。

NZドル/円(日足、2016/10/6〜)

(出所:M2JFXチャート)

(アナリスト 八代和也)

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