市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/04/05 14:01乳製品価格の反発はNZドルのプラス材料。次は20日のCPIに注目

[レビュー]

5日東京時間の外国為替市場は、小動き。米ドル/円やクロス円は、おおむね昨日(4日)のNY終値水準での“もみ合い”となりました。3月ISM非製造業景況指数やFOMC議事録など、米国の重要経済イベントを今晩控え、様子見ムードが漂いました。


[これからの展開]

昨日(4日)、乳製品電子オークション(GDT)が開催されました。乳製品国際価格の指標であるGDT価格指数は987と、前回3月21日の972から小幅に上昇しました。上昇は2回連続です。

GDT価格指数は、オセアニアの天候不順や欧州の生乳減産を背景に、昨年夏以降に上昇基調を強め、12月6日のオークションで2年半ぶりの高水準を記録。その後は下落傾向にありました。NZにおいて乳製品は最大の輸出品であり、その価格動向は経済に影響を与えます。GDT価格指数が下げ止まったことは、NZ経済はもちろん、NZドルにとってもプラスと考えられます。


(出所:Bloomberg、GDT資料より作成)

ただし、NZドルについては、4月20日に発表されるNZの1-3月期CPI(消費者物価指数)が重要と考えられます。RBNZ(NZ準備銀行)が2015年以降に実施した7回の利下げは、低インフレが背景だったためです。

市場では、RBNZが来年初めにも利上げに転じるとの見方があります。20日のCPIの結果を受けて、その見方が変わる可能性もあります。その場合、NZドルの動向にも影響を与えそうです。

(アナリスト 八代和也)

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