市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/04/03 14:384日、RBAが政策金利を発表。注目は声明!?

[レビュー]

3日東京時間の外国為替市場では、豪ドルが弱含み。一時、豪ドル/円は84円台半ば、豪ドル/米ドルは0.76米ドルちょうど近辺へと下落しました。豪州の2月小売売上高が前月比マイナス0.1%と、市場の予想(+0.3%)に反して1月から減少したことが重石となりました。


[これからの展開]

日本時間4日(火)13時30分、RBA(豪準備銀行)が政策金利を発表します。RBAは昨年8月に0.25%利下げした後、前回3月まで6回連続で政策金利を過去最低の1.50%に据え置きました。

豪州を取り巻く環境に前回3月の会合から大きな変化はなく、4月26日に1-3月期のインフレ率が発表されます。それらを踏まえると、RBAは引き続き様子見をしそうです。今回も政策金利を据え置く可能性が高いとみられます。

市場は今回の据え置きを確実視。OIS(翌日物金利スワップ)では、今回の据え置きの確率が99.3%(利下げが0.7%)織り込まれています。

政策金利が据え置かれた場合、市場の関心は同時に発表される声明に移るとみられます。声明では、インフレや住宅市場、金融政策に関する文言に注目です。

前回は、以下の通りでした。

<インフレについて>
・「インフレはかなり低い水準にとどまっている」
・「労働コストの伸びが引き続き抑制される中、基調インフレ率は当面低水準で推移する可能性が高い」
・「総合インフレ率は2017年の間に2%を上回る見通しで、基調インフレ率はそれよりもやや緩やかになるとみられる」

<住宅市場について>
・「一部の市場は強い状況で、価格が大幅に上昇している」
・「投資家の住宅向けの借り入れは、ここ数か月で上向いている」

<金融政策について>
・「入手可能な情報を考慮すると、政策スタンスを維持することが、持続可能な経済成長およびインフレ目標の達成と一致している」

市場は、RBAは政策金利を年内据え置くとの見方が有力です。明日(4日)の声明で、先行きの金融政策について新たな材料が提供されれば、豪ドル/円や豪ドル/米ドルが反応する可能性があります。一方、声明が前回3月から大きな変化がなければ、豪ドル/円や豪ドル/米ドルはそれほど反応しないかもしれません。

(アナリスト 八代和也)

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