市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/03/29 14:02NZドル/円が約4か月半ぶりの安値圏。重要ラインは200日移動平均線!?

[レビュー]

29日東京時間の外国為替市場では、英ポンドが軟調に推移。ポンド/円は一時137.56円へと下落しました。英国のメイ首相は本日(29日)、EU(欧州連合)からの離脱をEUに正式に通知する予定です。

米ドル/円や、ポンド/円を除いたクロス円は落ち着いた展開。おおむね昨日(28日)のNY終値水準での“もみ合い”となりました。


[これからの展開]

NZドル/円が軟調に推移しています。昨日、一時77.42円へと下落し、約4か月半ぶりの安値をつけました。NZドル/円の下落の背景には、NZの昨年10-12月期のGDP成長率が弱めだったことや、主力輸出品である乳製品の価格下落が挙げられます。10-12月期のGDP成長率は前期比+0.4%、前年比+2.7%と、それぞれ市場予想の+0.7%、+3.2%を下回りました。乳製品国際価格の指標であるGDT価格指数は3月21日のオークションで955と、前回7日の1,020から一段と低下しました。

ただ、テクニカル面からみれば、NZドル/円の下落は一服する可能性もあります。NZドル/円は2015年5月から2016年10月にかけて、200日移動平均線に頭を抑えられる展開が続いてきました(下のチャートの緑丸の箇所)。それが2016年11月に200日移動平均線を明確に上抜けると上昇の勢いが加速(同水色の丸の箇所)。昨日は、200日移動平均線付近で下げ止まりました。200日移動平均線がサポートラインとして意識されそうです。同移動平均線は3月29日時点で77.34円に位置します。

NZドル/円(日足、2015/4/29〜)

(出所:M2JFXチャート)

(アナリスト 八代和也)

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