市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/03/27 15:52オバマケア改廃法案の採決中止を受けて米ドルが弱含み。今週の資源・新興国通貨は米ドルの動向に左右されそう!

[レビュー]

27日の東京時間の外国為替マーケットでは、オバマケア改廃法案の採決が中止となったことで円が強含み。米ドル/円が約4か月ぶりとなる110.15円まで下落したことでクロス円も下げる展開。豪ドル/円は84.00円、NZドル/円は77.68円まで下落しました。

一方で、対米ドルでは底堅く推移し、豪ドル/米ドルは一時0.7636ドル、NZドル/米ドルは0.7051ドルへと上昇しました。

[これからの展開]

今週、豪州やNZでは目立った経済指標やイベントが見受けられません。そのため、両通貨は米ドルの動向に影響を受けそうです。

その米ドルは足元で弱含む展開となっています。トランプ大統領はオバマケア改廃法案を断念しましたが、今後は税制政策に重点を置くことを示唆しました。ただ、市場はトランプ大統領が(共和)党内をまとめきれなかったことで、税制改革に対して懐疑的な目を向けていると考えられます。

仮に、懐疑的な見方が続くようなら、米ドルは上値が重い展開となるかもしれません。その場合、豪ドルやNZドルにとってはサポート要因となりそうです。

NZドル/米ドルは2月末に週足終値ベースで52MA(移動平均線)を割り込んで以降、4週連続で52週MAを下回っています。その52週MAは現在0.7086ドルレベルに位置しています。

NZドル/米ドルは2016年3月に52週MAを明確に上回って以来、穏やかな上昇トレンドが継続してきました。今週、NZドル/米ドルが52週MA(≒0.7086ドルレベル)上方を回復できるかは今後のトレンドを判断する上で注目かもしれません。

 

(市場調査部)

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