市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/03/10 15:15今夜22時30分、米雇用統計発表。その結果が豪ドル/米ドルやNZドル/米ドルに影響を与えそう

[レビュー]

10日東京時間の外国為替市場では、円が弱含み。一時、米ドル/円は115円台へ、豪ドル/円は86円台後半、NZドル/円は79円台後半へと上昇しました。日経平均の終値は、前日比286.03円高の19,604.61円でした。


[これからの展開]

日本時間本日(10日)22時30分、米国の2月雇用統計が発表されます。FRB(米連邦準備理事会)には「物価の安定」のほか、「雇用の最大化」の責務もあるため、雇用統計はFRBの金融政策決定に大きな影響を与えると言われます。米国の雇用統計は、市場で最も注目される経済指標のひとつです。雇用統計の市場予想は、非農業部門雇用者数(NFP)が前月比20.0万人増、失業率が4.7%です。8日に発表されたADP雇用統計が前月比29.8万人増と、予想(18.7万人増)を大きく上回ったため、NFPの予想も足もとで上方修正されています。

市場は、次回3月14-15日のFOMC(米連邦公開市場委員会)での0.25%の利上げをほぼ確実視。関心は、その後の利上げの時期やペースへと移りつつあります。

先月末から今月初めにかけて、FRB当局者が相次いで3月FOMCでの利上げを示唆。加えて、最近発表された米経済指標が総じて強めなことで、市場では3月以降の利上げペースが速まるとの観測が浮上。それらが足もとの米ドル上昇の原動力となってきました。雇用統計が堅調な結果になれば、FRBの利上げペース加速観測が一段と強まるとみられます。その場合、米ドルが買われて、豪ドル/米ドルやNZドル/米ドルが下落しそうです。一方、雇用統計が弱ければ、豪ドル/米ドルやNZドル/米ドルは上昇する可能性があります。

(アナリスト 八代和也)

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