市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/03/08 13:33南アフリカがマイナス成長に転落も、ランドはほとんど売られず、地合いの強さ示す!?

[レビュー]

8日東京時間の外国為替市場では、日経平均の下落を背景に、円が強含み。一時、米ドル/円は113円台半ばへと下落し、豪ドル/円やNZドル/円も小幅に値を下げました。

日本の昨年10-12月期の実質GDP改定値が前期比年率換算+1.2%と、市場予想の+1.5%を下回ったものの、為替市場に大きな反応はみられませんでした。


[これからの展開]

昨日(7日)、南アフリカの昨年10-12月期実質GDPが発表されました。採鉱・採石や製造業の落ち込みが響き、前期比年率換算0.3%減と、市場予想(0.0%)に反して、3四半期ぶりにマイナス成長に転落しました。採鉱・採石は前期比3.0%減、製造業は同0.8%減でした。

南アフリカ経済は、干ばつや慢性的な電力不足、SARB(南アフリカ準備銀行)の段階的な利上げなどの影響で、2014年以降、たびたびマイナス成長を記録(今回で4回目)。2016年のGDP成長率は前年比+0.3%と、2015年の+1.3%から減速。2010年以降、最も低い成長率となりました。

S&Pなど大手格付け会社は、南アフリカの懸念材料のひとつとして、経済成長の弱さを挙げています。そのため、今回のマイナス成長は、将来的な格下げにつながる可能性もあります。

ただ、弱いGDPにもかかわらず、ランドはほとんど売られませんでした。ランドの地合いは強いと考えることができそうです。

(アナリスト 八代和也)

----------------------------------------


※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

バックナンバー

「市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ