市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/03/07 16:46RBAは政策金利を据え置き!今週は米ドルの動向にも注意が必要?

[レビュー]

7日東京時間の外国為替市場では、豪ドルが対ドル・対円で上昇。豪ドル/米ドルは0.7629ドル、豪ドル/円は86.86円まで上昇しました。米ドルが対円でほぼ横ばい、対ユーロで下落するなど、上値が重かったことも豪ドルのサポート材料となりました。

[これからの展開]

RBA(豪準備銀行)は本日、政策金利を市場予想通り1.50%に据え置きました。同時に発表された声明では「総合インフレ率は2017年の間に2%を上回る見通しで、基調インフレ率はそれよりもやや緩やかになるとみられる」と指摘しました。

金融政策については、「入手可能な情報を考慮すると、理事会は今回の会合で政策スタンスを維持することが、持続可能な経済成長およびインフレ目標の達成と一致していると判断した」とし、前回声明から大きな変化はありませんでした。

また、住宅市場に関しては、住宅市場は各地でかなり異なっていると前置きし、「一部の市場は堅調で、価格は勢いよく伸びている」と指摘。「投資家の住宅向けの借り入れは、ここ数か月で上向いている」との見解を示しました。ロウRBA総裁は家計債務を懸念し、利下げに否定的とみられる見解を示しています。今回、家計債務増加の一因となっている住宅市場過熱への懸念を示した点も含め、RBA声明文全般を市場はタカ派寄りと捉えたことが豪ドル買いの要因となりました。

今後、住宅市場が過熱し、家計債務が増加していくようなら、利下げの可能性は低下していくかもしれません。その場合、豪ドルにとってプラス材料となるかもしれません。

ただ、今週は週後半にかけて米ドルの影響を受けそうです。FOMCの3月利上げ判断の材料となり得る週末10日の米2月雇用統計へ市場の関心は移っています。雇用統計が市場予想と大きくかい離しない場合、米ドルの上昇要因となりそうです。その場合、豪ドルは対米ドルで弱含む展開となるかもしれません。

(市場調査部)

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