市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/03/06 16:08北朝鮮報道でドル/円やクロス円が下落。明日(7日)、RBA(豪準備銀行)が政策金利を発表

[レビュー]

6日東京時間の外国為替市場では、円が強含み。一時、米ドル/円は113.72円、豪ドル/円は86.15円、NZドル/円は79.77円へと下落しました。北朝鮮が日本時間朝、4発の弾道ミサイルを発射し、そのうち3発が日本のEEZ(排他的経済水域)に落下したとの報道を受けて、リスク回避の動きが強まりました。日経平均の下落も、円買い材料となりました。


[これからの展開]

東京時間は、北朝鮮がミサイルを発射したとの報道で円買いが進みました。この報道を材料に欧米時間に円買いがさらに進む可能性もあるため、注意が必要です。

日本時間7日(火)12時30分、RBA(豪準備銀行)が政策金利を発表します。RBAは昨年8月に0.25%利下げした後、前回2月まで5回連続で政策金利を過去最低の1.50%に据え置きました。

前回2月の会合以降、豪州を取り巻く環境に大きな変化がないことから、RBAは今回も政策金利を据え置く可能性が高いとみられます。

市場は今回の据え置きをほぼ確実視。OIS(翌日物金利スワップ)では、今回の据え置きの確率が99.0%(利下げが1.0%)織り込まれています。

政策金利が据え置かれた場合、市場の関心は同時に発表される声明に移るとみられます。声明では、とりわけインフレや金融政策に関する文言が注目です。

前回は、「労働コストの伸びが引き続き抑制されていることを踏まえると、当面は低水準で推移する可能性が高い」との見方を示す一方、「総合インフレ率は2017年の間に2%を上回る見通しで、基調インフレ率はそれよりもやや緩やかになるとみられる」と指摘しました。金融政策については、「入手可能な情報や、2016年に金融政策を緩和したことを踏まえると、理事会は今回の会合で政策スタンスを維持することが、持続可能な経済成長およびインフレ目標の達成と一致していると判断した」とし、先行きの金融政策について言及しませんでした。

声明で新たな材料が提供されれば、豪ドル/円や豪ドル/米ドルが反応する可能性があります。一方、声明が前回2月から大きな変化がなければ、豪ドル/円や豪ドル/米ドルはそれほど反応しないかもしれません。

(アナリスト 八代和也)

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