市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/03/03 14:55豪ドル/米ドルが1か月ぶり安値。下落は落ち着くか!?

[レビュー]

3日東京時間の外国為替市場では、円が強含み。一時、米ドル/円は114.07円、豪ドル/円は86円台前半、NZドル/円は80円台前半へと下落しました。今夜行われるFRB(米連邦準備理事会)のイエレン議長やフィッシャー副議長の講演を前にしたポジション調整とみられます。


[これからの展開]

豪ドル/米ドルは2月23日、一時0.7738米ドルへと上昇。昨年11月10日以来、3か月半ぶりの高値をつけました。豪州の主力輸出品である鉄鉱石の価格上昇がけん引役でした。

その後、豪ドル/米ドルは弱含みました。本日(3日)東京時間には一時、0.75米ドル台半ばへと下落。1か月ぶりの安値をつけました。

足もとの豪ドル/米ドル下落の背景として、米ドル買い圧力が強くなったことが挙げられます。米FRB当局者が今週、相次いで3月のFOMC(連邦公開市場委員会)での利上げに前向きな発言をしたことで、市場では3月利上げ観測が高まりました。

ただし、市場の金融政策見通しを反映するFF金利先物が2日時点で織り込む、3月FOMCでの利上げ確率は90.0%(据え置き10.0%)。3月の利上げはほぼ織り込まれたと考えることができます。そう考えると、FRBの早期利上げ観測を背景とした米ドル買いは一服し、豪ドル/米ドルの下落は落ち着く可能性があります。

(アナリスト 八代和也)

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