市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/03/01 15:012日早朝、ウィーラーRBNZ(NZ準備銀行)総裁の講演に注目

[レビュー]

1日東京時間の外国為替市場では、米ドルが堅調に推移。一時、米ドル/円は113.59円へと上昇し、ユーロ/米ドルは1.0549米ドル、NZドル/米ドルは0.7131米ドルへと下落しました。トランプ米大統領は施政方針演説で、1兆ドル(約113兆円)のインフラ投資や法人税減税、中間層向けの税負担軽減などに言及。演説ではそれらの具体案が示されなかったものの、失望感を誘うほどの内容ではなかったことが、米ドルの支援材料となりました。

豪ドルも底堅い展開。米ドル買いの流れのなかで、豪ドル/米ドルは昨日(2月28日)のNY終値水準を挟んだ動きとなった一方、豪ドル/円は一時86.91円へと上昇しました。豪州の昨年10-12月期のGDPが前期比+1.1%、前年比+2.4と、いずれも市場予想の+0.8%、+2.0%を上回ったことが、豪ドルを下支えしました。


[これからの展開]

日本時間3月2日早朝、RBNZ(NZ準備銀行)のウィーラー総裁がRBNZの金融政策についての講演を行う予定です。

RBNZが2月9日の会合時の声明で、政策金利を長期間据え置くことを示唆し、さらに追加利下げに含みを残したことを受けて、市場ではRBNZの年内利上げ観測が後退。会合以降、NZドルが弱含みました。

3月2日のウィーラー総裁の講演では、RBNZの先行きの金融政策や、NZドルの動向について新たな材料が提供されるかどうかに注目です。NZドルについてRBNZは、2月9日の声明で「バランスのとれた成長を持続可能にするには依然として高い」と指摘し、「為替レートの下落が必要だ」と強調。同日にマクダーモット総裁補佐が「NZドルの水準は不快だ」と述べました。ウィーラー総裁の講演にNZドルが反応する可能性があり、注意が必要です。

(アナリスト 八代和也)

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