市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/02/14 14:52米大統領補佐官辞任報道で米ドル下落。今夜はイエレン米FRB議長の議会証言

[レビュー]

14日東京時間の外国為替市場では、豪ドルが上昇。一時、豪ドル/円は87.21円、豪ドル/米ドルは0.7677米ドルへと上昇しました。豪州の1月NAB企業景況感が2007年10月以来の高水準を記録したことや強めの中国の1月物価統計が豪ドルの支援材料となりました。中国の物価統計は、消費者物価指数が前年比+2.5%、生産者物価指数が+6.9%と、いずれも市場予想の+2.4%、+6.6%を上回りました。

米ドル/円が113円台前半へと下落。フリン米大統領補佐官が辞任したとの報道が、米ドルの下押し圧力となりました。

日銀の黒田総裁は衆院予算委員会で、長短金利操作の実施はあくまでデフレ脱却のためと強調。円安誘導が目的ではないとの見解を示しました。


[これからの展開]

米東部時間13日夜(日本時間14日午後)、フリン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が辞任したと報じられました。フリン氏は、補佐官に就任する前の昨年12月に駐米ロシア大使と対ロ経済制裁の解除について協議していたとの疑いがあり、民間人が外交政策に関与することを禁止する法律に違反した可能性が指摘されていました。

トランプ政権が発足したのは今年1月20日。それから1か月も経たないうちに、閣僚級の扱いで重要ポストのひとつとされる国家安全保障問題担当の補佐官が辞任するという事態になりました。このニュースは欧米時間に材料視される可能性があり、注意が必要です。

FRB(米連邦準備理事会)のイエレン議長が今夜(日本時間15日午前0時)、米上院で議会証言を行います。議会証言では、米経済に関する見解やFRBの次回利上げ時期について新たなヒントが示されるのかどうかに注目です。内容次第では為替市場が反応する可能性があります。

(アナリスト 八代和也)

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