市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/02/13 15:22トルコの国民投票は4月16日。南アフリカランドは2月15日のCPIに注目!

[レビュー]

13日東京時間の外国為替市場は、 ほぼ円全面安の展開。一時、米ドル/円は114.14円、豪ドル/円は87.47円、NZドル/円は82.04円へと上昇しました。トランプ大統領が先週末の日米首脳会談で日本の為替政策を批判しなかったことが、円売りの支援材料となりました。

トルコの高等選挙委員会は11日、憲法改正案の是非を問う国民投票を4月16日に実施すると発表。憲法改正案は、議院内閣制から大統領制へと移行し、行政権を大統領に集中させることが柱となっています。


[これからの展開]

15日(水)、南アフリカの1月CPI(消費者物価指数)が発表されます。先月発表された昨年12月のCPIは前年比+6.8%と、昨年2月以来の強い伸びを記録。SARB(南アフリカ準備銀行)のインフレ目標の上限である+6%を4か月連続で上回りました。

SARBは前回1月24日の会合で、政策金利を7.00%に据え置きました。一方で、今年のCPI上昇率を従来の平均+5.8%から+6.2%へと上方修正。クガニャゴ総裁は会見で、インフレ見通しについて「短期的に警戒を要する」と述べました。ただし、CPI上昇率は2016年10-12月期にピークをつけて、2017年1-3月期までその水準にとどまった後に鈍化し、2018年には目標範囲内に収まると予想。前回会合では、政策金利据え置きの決定は全会一致で下され、利上げは議論されませんでした。

市場では、SARBの政策金利は当面据え置きとの見方が有力です。ただし、インフレ圧力を背景に利上げ観測、経済低迷を背景に利下げ観測のいずれも根強くあります。

1月CPIの市場予想は前年比+6.7%と、12月から若干上昇率が鈍化するとみられています。CPIが予想からかけ離れる結果になれば、SARBの先行きの金融政策に対する見方が変化し、南アフリカランドが反応する可能性があります。


(出所:Bloombergより作成)

(アナリスト 八代和也)

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