市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/02/06 14:477日12時30分、RBAが政策金利を発表。豪ドルが反応する可能性あり

[レビュー]

6日東京時間の外国為替市場では、豪ドルが弱含み。一時、豪ドル/円は86.07円、豪ドル/米ドルは0.7656米ドルへと下落しました。豪州の12月小売売上高が前月比-0.1%と市場予想の+0.3%を下回ったことが、豪ドルの重石となりました。

米ドル/円やNZドル/円、NZドル/米ドルは、方向感に欠ける展開。おおむね先週金曜日(3日)NY終値水準を挟んだ動きになりました。


[これからの展開]

日本時間7日(火)12時30分、RBA(豪準備銀行)が政策金利を発表します。RBAは昨年8月に0.25%利下げした後、前回12月まで政策金利を過去最低の1.50%に据え置きました。

昨年5月と8月の利下げは低インフレが背景にありました。1月25日に発表された豪州の昨年第4四半期(10-12月期)のインフレ率は、CPI(消費者物価指数)が前年比+1.5%、基調インフレ率が同+1.55%。それぞれ第3四半期(7-9月期)の+1.3%、+1.50%から上昇率が若干高まりました。また、主力輸出品である鉄鉱石の価格が堅調に推移していることも踏まえると、明日7日の会合では政策金利の据え置きが決定されそうです。

市場では今回、政策金利が据え置かれるとの見方が有力。市場の金融政策見通しを反映するOIS(翌日物金利スワップ)では、2月3日時点で「据え置き」の確率が96.1%、「0.25%利下げ」の確率がわずかに3.9%織り込まれています。

政策金利が据え置かれた場合、市場の関心は同時に発表される声明に移るとみられます。声明では、とりわけインフレや金融政策に関する文言が注目です。前回は、「インフレはかなり低い水準にとどまっている。労働コストの伸びが引き続き抑制されていることを踏まえると、インフレはより通常の水準に戻るまで低水準で推移を続ける公算が大きい」と指摘。金融政策については、「入手可能な情報や2016年に入り金融政策を緩和したことを踏まえると、理事会は、今回の会合で金融政策スタンスを維持することが、持続可能な経済成長およびインフレ目標の達成と一致していると判断した」とし、今後の金融政策について特に言及しませんでした。

声明で新たな材料が提供されれば、豪ドル/円や豪ドル/米ドルが反応する可能性があります。一方、声明が前回12月から大きな変化がなければ、豪ドル/円や豪ドル/米ドルはそれほど反応しないかもしれません。

(アナリスト 八代和也)

----------------------------------------


※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

バックナンバー

「市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ