市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/02/02 15:48豪貿易収支黒字の上振れで豪ドル上昇! 

[レビュー]

2日東京時間の外国為替市場では、米FOMCの内容がやや慎重な結果となったことや、米長期金利が低下したことを受けて、米ドル/円は112.56円まで下落しました。

本日発表された豪12月貿易収支は市場予想(20億豪ドル)を大きく上回る35.1億豪ドルの黒字となりました。この結果を受けて、豪ドルは対米ドルで堅調に推移。一時0.7649ドルまで上昇しました。対円では米ドル/円が下落した影響を受けて小幅の上昇にとどまりました。

[これからの展開]

米大統領選後の米ドル高を受けて豪ドルは対米ドルで弱含む展開が続いていました。しかし、今年に入り、トランプ大統領への不透明感などから、米ドルの上値が重い展開となり、豪ドルは堅調な推移となっています。

昨日発表された米FOMCの声明では、緩やかな利上げが正当化されるとの見解が示されました。この結果を受けて米豪金利差の縮小への懸念が後退したことも、豪ドルを押し上げる材料となりました。

今後、FRBが利上げペースを早めるためには、米経済指標で景気の堅調や物価上昇圧力の高まりが確認される必要があるでしょう。今週は、3日発表される1月の米雇用統計がとりわけ注目されます。

米雇用統計の結果でFRBの利上げ観測が高まった場合、豪ドルは一時的に弱含むかもしれません。一方で、米雇用統計が悪い結果となった場合、本日と同様、豪ドルの上昇要因となりそうです。

(市場調査部)

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