市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/02/01 16:34NZの失業率上昇を受けてNZドルは下落

[レビュー]

1日東京時間の外国為替市場では、浅川財務長官が「日本の金融政策はデフレ脱却という国内政策の目的のために行っており、為替を念頭に置いたものではない」と述べるなど、トランプ大統領の日本の円安誘導を批判する発言に反論。米ドル/円は113円台まで上昇しました。
本日発表された中国の1月のPMI製造業指数は51.3と市場予想(51.2)を上回りました。ただ、豪ドルやNZドルへの影響は見られませんでした。

[これからの展開]

本日発表されたNZの第4四半期(10-12月期)雇用統計では、失業率が市場予想(4.8%)に反して5.2%まで上昇しました。この結果を受けてNZドルは下落。NZドル/米ドルは0.7260ドル、NZドル/円は82.08円まで下落する場面がありました。

雇用統計の中身に目を向けてみると、就業者数の増減は前年比5.8%の増加となりました。また、労働参加率は70.5%と市場予想(70.2%)を上回る結果となりました。

就業者数が増加し、労働参加率も上昇する中で、失業率が悪化した背景には移民の増加が影響しているとの見方もあるようです。移民が増加し、労働力人口も増加した場合、賃金上昇圧力は弱まると考えられ、インフレ圧力も弱まる可能性があります。その場合、RBNZ(NZ準備銀行)の利上げは難しくなるかもしれません。

ただ、先週発表されたNZのCPI(消費者物価指数)は1.3%と、前回の0.4%から上昇し、9四半期ぶりにRBNZ(NZ準備銀行)の目標(+1〜3%)に収まりました。今後CPIが目標のレンジ内で推移するようならNZドルは比較的底堅い動きとなるかもしれません。

(市場調査部)

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