市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/01/26 14:07RBNZの利上げ観測が強まれば、 NZドルにとってプラス材料になりそう

[レビュー]

26日東京時間の外国為替市場は小動き。新たな手掛かり材料に乏しいなか、米ドル/円やクロス円はおおむね昨日(25日)NY終値水準での“もみ合い”となりました。

NZのCPI(消費者物価指数)が市場予想を上回ったことを受けてNZドルが早朝に上昇しましたが、東京時間のNZドルは落ち着いた値動きでした。


[これからの展開]

本日(26日)、NZの昨年(2016年)10-12月期のCPIが発表されました。結果は前年比+1.3%と、7-9月期の+0.4%から上昇率が加速し、2014年4-6月期以来の強い伸びを記録。RBNZ(NZ準備銀行)のインフレ目標(+1〜3%)の範囲内に収まりました。CPIが目標内に収まったのは、2014年7-9月期以来、9四半期ぶりです。

RBNZはインフレ目標を採用しているため、CPI上昇率はRBNZの金融政策に大きな影響を与えます。

市場では、今年(2017年)後半にも利上げに転じるとの見方があります。市場の金融政策見通しを反映するOIS(翌日物金利スワップ)が1月25日時点で織り込む、RBNZが6月までに利上げを行う確率は22.5%。利上げの確率は8月までで44.6%、9月までで67.2%へと上昇します。

RBNZは前回(2016年11月)会合時に公表された金融政策報告で、10-12月期のCPIは+1.1%との見方を示し、その予測をもとに2015年に開始した利下げが打ち止めとなる可能性を示唆しました。10-12月期のCPIがRBNZの昨年11月時点の予想を上回ったことで、市場では利上げ観測が一段と強まる可能性があります。その場合、NZドルにとってプラス材料となりそうです。


(出所:Bloombergより作成)

(アナリスト 八代和也)

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