市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/01/19 15:16豪雇用統計は強弱混在。豪ドルは25日のCPIが重要!

[レビュー]

19日東京時間の外国為替市場は、方向感に欠ける展開。米国のトランプ大統領就任式を翌日(20日)に控えて様子見ムードが強く、米ドル/円やクロス円は、おおむね昨日(18日)NY終値水準を挟んでの“もみ合い”となりました。

豪州の12月雇用統計が発表されたものの、為替市場に大きな反応はみられませんでした。


[これからの展開]

豪州の12月雇用統計は、失業率が5.8%、雇用者数が前月比1.35万人増でした。

<雇用統計の結果>
 ・失業率:5.8%(市場予想:5.7%、前回11月:5.7%)
 ・労働参加率:64.7%(市場予想:64.6%、前回:64.6%)
 ・雇用者数(前月比):+1.35万人(市場予想:+1.00万人)
 ・フルタイム雇用者数(前月比):+0.93万人(市場予想なし、前回:+3.83万人)
 ・パートタイム雇用者数(前月比):+0.42万人(市場予想なし、前回:-0.13万人)

失業率は11月の5.7%から若干悪化したものの、労働参加率が11月の64.6%から64.7%へと上昇しました。労働参加率をみれば、失業率は数字ほど悪くないとみることもできそうです。

雇用者数は市場予想を上回り、3か月連続で増加。内訳をみると、フルタイム雇用者数とパートタイム雇用者数のいずれもが増加しました。一方で、11月分の雇用者数が+3.91万人から+3.71万人へと下方修正されました。

今回の雇用統計は強弱入り混じっており、市場ではそれほど材料視されない可能性があります。

豪ドルの次の大きな材料は、来週水曜日(25日)に発表される豪州の10-12月期CPI(消費者物価指数)です。RBA(豪準備銀行)は昨年(2016年)、5月と8月の2回利下げを行いましたが、低インフレが主な理由でした。CPIは、RBAの今後の金融政策に大きな影響を与える可能性があり、注目です。

(アナリスト 八代和也)

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