市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/01/06 15:31米雇用統計が22時30分発表。人民元に注意が必要か!?

[レビュー]

6日東京時間の外国為替市場では、米ドルが反発。一時、米ドル/円は116.09円へと上昇し、ユーロ/米ドルや豪ドル/米ドル、NZドル/米ドルは下落しました。オフショア(中国本土外)市場で人民元が米ドルに対して下落。対人民元での米ドル買いが、円など他通貨へ波及しました。

豪州の11月貿易収支は、市場の予想(5.50億豪ドル赤字)外の黒字(12.43億豪ドル)でした。貿易収支が黒字となったのは、2014年3月以来、2年11か月ぶりです。輸入額が前月からほぼ横ばいの一方、輸出額が前月比8%増加。輸出額は300億豪ドルを超え、過去最高を記録しました。価格上昇を背景に、鉄鉱石や石炭の輸出額が前月比10%以上増加、全体を押し上げました。ただ、強い貿易収支に対し、豪ドルに大きな反応はみられませんでした。


[これからの展開]

日本時間本日(6日)22時30分、米国の12月雇用統計が発表されます。FRB(米連邦準備理事会)には「物価の安定」のほか、「雇用の最大化」の責務もあるため、雇用統計はFRBの金融政策決定に大きな影響を与えると言われます。米国の雇用統計は、市場で最も注目される経済指標のひとつです。

雇用統計の市場予想は、非農業部門雇用者数が前月比17.5万人増、失業率が4.7%。市場予想から大きくかけ離れる結果の場合、為替市場が反応する可能性があります。堅調な結果になれば米ドル買い、弱い結果になれば米ドル売りの展開になりそうです。

人民元が対米ドルでこのところ大きく動いています。そのため、市場の関心は、米国の材料(トランプ次期大統領の政策やFRBの金融政策)のほか、“人民元”にも向きつつあるようです。人民元の動向にも注意が必要かもしれません。

(アナリスト 八代和也)

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