市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2016/12/14 14:54米FOMCは利上げが有力視されていても、目が離せない!?

[レビュー]

14日東京時間の外国為替市場は、小動き。FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表を控え、様子見ムードが強まり、ドル/円やクロス円はおおむね昨日(13日)NY終値水準での“もみ合い”となりました。

日銀短観が発表されましたが、為替市場に大きな反応はみられませんでした。

<日銀短観の結果>
  ( )は市場予想
 ・大企業製造業業況判断:+10(+10)
 ・大企業製造業見通し:+8(+9)
 ・大企業非製造業業況判断:+18(+19)
 ・大企業非製造業見通し: +16(+18)

トルコリラは、今月初めに対米ドルや対ユーロで過去最安値を記録しました。トルコリラの下落に対し、TCMB(トルコ中央銀行)は13日、外国為替市場の動向を注視し、必要な措置を講じるとしたうえで、「必要ならば、外国為替市場に直接介入する可能性がある」と表明。 状況によっては“トルコリラ買い・外貨(=米ドル?)売り”の為替介入に踏み切る可能性もあることを示しました。


[これからの展開]

日本時間15日(木)午前4時、FOMC(米連邦公開市場委員会)が政策金利を発表します。FOMCでは0.25%の利上げが決定されて、政策金利は0.50〜0.75%になるとの見方が市場では大勢。関心は、来年の利上げペースへと移っています。

利上げペースを探る手掛かりとして、政策金利と同時に公表されるFOMC参加者の経済および政策金利見通しや、午前4時30分開始のイエレンFRB(米連邦準備理事会)議長の会見に注目です。

FF金利先物を参考にすると、市場ではFRBの来年の利上げは2回がメインシナリオであることが確認できます。今回利上げがあると仮定したうえで、FF金利先物では、来年1回が27.5%、2回が33.1%、3回が20.8%、4回以上が9.4%織り込まれています(13日時点、1回の利上げ幅は0.25%と仮定)。

イエレン議長の会見などの内容次第で、市場の利上げ見通しが変化する可能性があります。米株式市場や為替市場は上下双方向に大きく動くことも考えられるため、注意が必要です。

(アナリスト 八代和也)

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