市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2016/12/13 14:02NZドル/米ドルはレンジ内の動きが継続しそう

[レビュー]

13日東京時間の外国為替市場は、12月13-14日のFOMC(米連邦公開市場委員会)を控え、方向感が定まらない展開。ドル/円やクロス円はおおむね昨日(12日)NY終値水準での“もみ合い”となりました。

中国の11月の鉱工業生産や小売売上高は、いずれも市場予想を上回ったものの、為替市場に大きな反応はみられませんでした。

<中国経済指標の結果>
 ( )は市場予想
 ・11月鉱工業生産(前年比):+6.2%(+6.1%)
 ・11月小売売上高(前年比):+10.8%(+10.2%)


[これからの展開]

NZドル/米ドルが反発傾向にあります。今年11月8日に一時0.7399米ドルへと上昇した後、FRB(米連邦準備理事会)の利上げペースが加速するとの思惑を背景に米ドル高が進んだことで、NZドル/米ドルは11月24日に一時0.6969米ドルへと下落しました。その後反発し、足もとは0.72米ドル前後で推移しています。

NZドル/米ドルが反発した要因として、RBNZ(NZ準備銀行)の利下げ打ち止め観測が浮上したことや、乳製品価格の上昇(いずれもNZドル買い材料)が挙げられます。乳製品国際価格の指標であるGDT価格指数は12月6日のオークションで、2014年6月以来、2年6か月ぶりの高水準となりました。

一方で、FRB(米連邦準備理事会)は12月13-14日のFOMCで0.25%の利上げを決定する可能性が高く、来年も利上げを継続するとみられます。

NZドル買い材料、米ドル買い材料のいずれもあることから、NZドル/米ドルがどちらか一方向に動く地合いでもなさそうです。

テクニカル面からみると、NZドル/米ドルは今年6月上旬以降の約6か月間、おおむね0.70〜0.74米ドルのレンジで上下を繰り返してきました。現在は、そのレンジの中心付近で推移しています。この動きはしばらく続く可能性があります。

NZドル/米ドル(日足、2015/12/15〜)

 (出所:M2JFXチャート)

(アナリスト 八代和也)

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