市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2016/11/21 15:35豪ドル/米ドルは一段の下落余地がありそう!?

[レビュー]

21日東京時間の外国為替市場では、ドル/円が一時111.18円へと上昇し、約5か月半ぶりの高値をつけました。FRB(米連邦準備理事会)の利上げペースが加速するとの観測が、引き続き米ドルの支援材料となりました。ドル/円に支えられて、クロス円も底堅い展開でした。

日経平均は4営業日続伸。先週金曜日(18日)終値比138.61円高の18,106.02円で取引を終え、今年1月6日以来、約10か月半ぶりの高値を記録しました。


[これからの展開]

豪ドル/米ドルは本日(21日)、一時0.7311米ドルへと下落。約5か月ぶりの安値をつけました。FRBの利上げペースが加速するとの観測(=米ドル買い材料)に加えて、豪州最大の輸出先である中国の人民元安が、豪ドル/米ドルへの下落圧力となっています。中国国外への資金流出懸念から、人民元は対米ドルで下落圧力が加わっており、本日、約8年ぶりの安値をつけました。

CFTC(米先物取引委員会)は18日、15日(火)時点のIMM通貨先物の非商業(投機)部門のポジション動向を発表しました。それによると、豪ドルのポジションは41,518枚の買い越しとなり、前週8日時点の41,108枚から若干増加しました。豪ドル/米ドルが15日以降、一段と下落したことを考えると、豪ドルの買い越しは15日時点から減少した可能性もあるものの、CFTCの豪ドルのポジションを見る限りでは、豪ドル/米ドルは下落余地がまだありそうです。

CFTC統計の豪ドルポジション

(出所:M2J「投資判断インディケーター」より)

(アナリスト 八代和也)

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