市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2016/11/15 16:00ドル/円やクロス円は反落。乳製品オークションやFRB当局者講演が材料になりそう

[レビュー]

15日東京時間の外国為替市場では、円が強含み。一時、ドル/円は107.79円、豪ドル/円は81.55円、NZドル/円は76.73円へと下落しました。利益確定の円買い戻しとみられます。

RBA(豪準備銀行)は11月1日の会合の議事録を公表。議事録では、政策メンバーがインフレ見通しをめぐるリスクはおおむね均衡しており、基調インフレ率はいずれ正常な水準に戻るとの見通しが強まったとの判断から、政策金利を据え置くことを決定したことが判明しました。


[これからの展開]

乳製品電子オークション(GDT)が今夜開催されます。乳製品の国際価格の指標とされるGDT価格指数は、今年3月の628を底に上昇基調にあり、前回11月1日は1001と、2年4か月ぶりの高水準を記録しました。

NZは乳製品を最大の輸出品とするため、その価格動向はNZ経済に影響を与えます。NZドルにとって、乳製品価格の上昇はプラス材料、下落はマイナス材料です。

先週の米大統領選挙投票日以降、米国の10年債利回りの上昇を背景に米ドル高が進行し、NZドル/米ドルは足もとでは軟調に推移しています。ただ、今夜のオークションでGDT価格指数が上昇すれば、NZドル/米ドルの下支え材料になりそうです。

また、本日はフィッシャー副議長やタルーロ理事などFRB(米連邦準備理事会)当局者の講演が予定されています。トランプ氏が大統領就任後に大規模な減税や財政支出を拡大すればインフレとなり、その対応のためにFRBの利上げペースが速まるのでは?との観測があります。FRB当局者の講演で、今後の利上げペースについて新たな手掛かりが提供されるのかに注目です。講演の内容次第では、為替市場が反応する可能性があります。

(アナリスト 八代和也)

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