市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2016/10/25 16:2726日9時30分発表、豪7-9月期インフレ率に注目!豪ドルが反応する可能性あり

[レビュー]

25日東京時間の外国為替市場では、円が軟調に推移。一時、米ドル/円は104.47円、豪ドル/円は79.69円、NZドル/円は74.69円へと上昇しました。堅調な日経平均を背景に、円売り圧力がやや強まりました。

日経平均の終値は、前日比130.83円高の17,365.25円。4月25日以来、半年ぶりの高値をつけました。

中国人民銀行は、本日(25日)の人民元の対米ドル基準値を1米ドル=6.7744元にすると発表。基準値を2010年9月以来、約6年1か月ぶりの「人民元安・米ドル高」水準に設定しましたが、為替市場に大きな反応はみられませんでした。


[これからの展開]

明日(26日)午前9時30分(日本時間)、豪州の7-9月期インフレ率が発表されます。この結果に豪ドルが反応する可能性があるため、注目です。

インフレ率の市場予想は、CPI(消費者物価指数)が前年比+1.1%、基調インフレ率が同+1.55%。いずれも4-6月期の+1.0%、+1.5%から若干上昇率が高まるとみられています。

RBA(豪準備銀行)は、直前に発表されたインフレ率が低かったことを理由に、今年5月と8月にそれぞれ0.25%の利下げを実施。9月、10月と直近2か月は政策金利を過去最低の1.50%に据え置いたものの、10月会合の議事録では7-9月期のインフレ率が11月1日の次回会合における重要な判断材料になることが明らかになりました。

市場では、11月の会合で政策金利が据え置かれるとの見方が有力。OIS(翌日物金利スワップ)では、RBAが11月に政策金利を据え置く確率が81.8%、0.25%の利下げを行う確率が18.2%織り込まれています(10月24日時点)。26日に発表される7-9月期のインフレ率が市場予想よりも弱ければ、11月会合での利下げ観測が強まって、豪ドルが下落する可能性があります。一方、インフレ率が市場予想を上回れば、「11月は据え置き」との見方がさらに強まるとみられます。その場合、豪ドルの支援材料となりそうです。

(アナリスト 八代和也)

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