市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2016/10/24 15:309月のCPI上昇率が目標を再び上回るも、SARB(南アフリカ準備銀行)は政策金利を据え置く!?

[レビュー]

24日東京時間の外国為替市場は、小動き。ドル/円やクロス円は、おおむね先週金曜日(21日)NY終値水準を挟んでの“もみ合い”となりました。

中国人民銀行は、本日(24日)の人民元の対米ドル基準値を1米ドル=6.7690元にすると発表。基準値を2010年9月以来、約6年1か月ぶりの「人民元安・米ドル高」水準に設定しましたが、為替市場に大きな反応はみられませんでした。


[これからの展開]

SARB(南アフリカ準備銀行)のクガニャゴ総裁は20日、ヨハネスブルクで講演。「CPI(消費者物価指数)の軌道が予想通りにならば、利上げ局面が終了する可能性がある」と述べました。

SARBはインフレ目標を採用し、前年比のCPI上昇率を+3〜6%の範囲内に収めることを目標にしています。クガニャゴ総裁は20日の講演で、「SARBはインフレ率を持続的に目標内に収めようと努めている」と強調しました。

インフレ圧力に対応するため、SARBは2014年7月以降、計1.50%の利上げを実施。ただ、直近3会合(5月、7月、9月)は政策金利を7.00%に据え置きました。

南アフリカのCPI上昇率は、SARBのインフレ目標上限である6%近辺で高止まりしています。9月のCPI上昇率は前年比+6.1%と、8月の+5.9%から加速しました。SARBの目標上限を再び上回ったものの、SARBの想定内の可能性があります。SARBは9月22日の政策会合時に、CPI上昇率は今年10-12月期に前年比+6.7%へと加速した後、来年は平均5.8%へと鈍化すると予想。クガニャゴ総裁はその時の会見で、「2017年4-6月期には持続的に目標内で推移する」と述べました。

対米ドルでランド安が加速するなど、インフレ見通しが悪化しなければ、SARBは政策金利の据え置きを続ける可能性があります。次回11月24日の会合では、政策金利は現行の7.00%に据え置かれそうです。

(アナリスト 八代和也)

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