市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2016/10/18 16:5318日のオセアニア通貨は急伸! 19日発表の中国経済指標の結果によっては乱高下も!

[レビュー]

注目の6:45発表のNZ7-9月期CPI(消費者物価指数)は、前年比+0.2%と市場予想の+0.1%を上回ったことから、次回RBNZ(NZ準備銀行)理事会(11月10日開催予定)での利下げ観測がやや後退し、NZドルは上伸しました。 NZドル/ドルは0.7181ドル、NZドル/円は74.56円まで上伸。

東京時間9:30にRBA(豪準備銀行)の会議事録が公表(※)されました。豪ドル高にややけん制的な文言があったものの、追加緩和が示唆されなかったことが好感され、豪ドルは堅調に推移。

※「豪ドル高は経済の均衡を複雑化する可能性がある」「住宅市場と労働市場にかなりの不確実性がある」「11月会合では住宅や労働・経済見通しは過去の利下げ効果を検証する」(10月4日開催分)

その後の東京市場では、昨夜のフィッシャー米FRB副議長の講演での発言(早期利上げについての具体的なヒントがなかった)が反芻(はんすう)され、ドルは、対円以外で1日を通して全般的に軟調な展開となりました。

午後の東京市場では、オセアニア通貨はさらに上伸しました。 NZドル/ドルは0.7197ドル、NZドル/円は74.81円(約1か月ぶりの高値水準)、豪ドル/ドルは0.7681ドル、豪ドル/円は79.89円(約3か月ぶりの高値水準)まで上伸。

[これからの展開]

明日(19日)東京時間11:00に中国の第3四半期GDP、9月の鉱工業生、9月の小売売上高が発表される予定(※)です。

※第3四半期GDP (前期比 季調済):市場予想は1.8%
第3四半期GDP(前年比):市場予想は6.7%
鉱工業生産 前年比(9月):市場予想は6.4%
小売売上高 前年比(9月):市場予想は10.7%

先週13日の東京市場では、中国の9月貿易統計が市場予想よりも大きく下振れした結果を受け、中国と経済的につながりが強い資源国の通貨である豪ドルとNZドルが下落しました。

中国の足元の輸出が大きく低迷しているため、中国当局は緩やかなドル高・人民元安を容認しているとの見方が広がっており、市場の関心は中国経済に向き始めています。中国の経済指標や人民元の動向に注意する必要があり、特に明日発表のGDPの結果次第では、オセアニア通貨が乱高下する可能性があり、要注目です。

(市場調査部)


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